VBT書籍販売のお知らせ 【7月19日発売開始】
2021/07/01
VBT書籍販売のお知らせ 【7月19日販売開始】
VBT トレーニングの効果は「速度」が決める
タイトル【VBT トレーニングの効果は「速度」が決める】
長谷川裕 著
草思社 発売予定日 2021年7月19日
税込価格 2,860円
※ページ下部に購入リンク有
大切なのは《重さ×回数》よりも、《挙上スピード》である!ウェイトトレーニングの常識が変わる一冊。VBTは、最大挙上重量(1RM)のパーセンテージに基づいて一律に負荷を設定するという長い間常識とされてきた方法ではなく、挙上速度を基準とすることで、トレーニング課題に応じたより的確な強度と量を、個人特性や日々のコンディションに合わせて自動的に調整し、確実に目標を達成することが可能な画期的なトレーニング法です。挙上速度のモニタリングにより、疲労させるだけの無駄を省くことができる最も効率的な方法であると科学的に証明されています。(本書より)トレーニングのためのトレーニングではなく、スポーツの現場でのパフォーマンスをさらに向上させるため、また同時に、ケガをしにくい身体をつくるために、絶対に知っておきたいウェイトトレーニング理論がVBTです。いかに効率よくトレーニングの目的を達成するか。アスリートのパフォーマンス分析で多彩な実績を有する著者が、スポーツ科学の最新の知見をベースに考察する一冊!
もくじ
はじめに-旧態依然からの脱却を図るための最新ウェイトトレーニング法
序章 あらためて問うトレーニングとは?
1. トレーニングのためのトレーニングかスポーツのためのトレーニングか
2. ウェイトトレーニングにおける 基礎・基本とは?
3. Howより大切なのはWhat
4. トレーニングの原則―VBTに関連づけて
5. トレーニングの負荷とは?·
6. 超回復理論とフィットネスーファティーグ理論
7. プログラムデザイン
8. ピリオダイゼーション
第1章-VBTとは何か−なぜ今VBTなのか?
1. 「 VBT? 何それ?」とは言っていられない時代になった
2. VBT普及の背景
3. VBTの前史
4. 歴史的必然としてのVBTという到達点·
5. 従来の負荷設定法の問題点
第2章-VBTを正しく理解し応用していくためにトレーニング指導の専門家として避けて通れない基礎科学
1. 運動力学の基礎
2. ウェイトトレーニングに関する神経-筋生理学の基礎
column 本書で用いている専門用語と日常用語の区別と関係
第3章-ウェイトトレーニングにおける挙上スピード
1. %1RMと挙上速度の安定的関係
2. 負荷-速度プロフィール
3. 様々な種目の 負荷-速度プロフィールの信頼性
4. 負荷-速度プロフィールのパワートレーニングによる変化
5. 一般的負荷-速度プロフィールと個人別負荷-速度プロフィール
6. 最小速度閾値と1RM挙上速度
7. 努力レベルと挙上速度の関係
8. 負荷-速度プロフィールによる 1RMの推定
9. 個人別負荷-速度プロフィールを 用いた1RMの推定·
10. 2ポイント法による負荷-速度プロフィール
11. バリスティックエクササイズとクイックリフトにおけるピーク速度·
12. 本章のまとめ·
第4章-VBTを用いたトレーニング効果·
1. 大学生投擲選手のベンチプレスによる事例研究
2. 大学生サッカー選手のジャンプスクワットトレーニングにおけるパワーのフィードバック効果
3. リアルタイムフィードバック
4. VBT研究の原点·
5. トレーニング効果に及ぼす最大速度 vs. 1/2速度·
6. PBTに対するVBTの優位性
7. スピードが低下する前にセットを終了する効果
8. ヴェロシティーロス・カットオフ
9. ヴェロシティーロス・カットオフの急性効果
10. 筋肥大のためにはVLCの大きなパーセンテージが有効
11. たった5%のVLCでも十分な筋力とパフォーマンスのトレーニング効果が得られる
13. パワー持久力の向上のためにはVLC30%を6週間継続するとよい
14. 本章のまとめ·
第5章-VBTの実践·
1. VBTにおける負荷質量の設定
2. 挙上スピードによる負荷の調整
3. 挙上スピードによるレップ数の調整 (ヴェロシティーロス・カットオフ)
4. 挙上スピードによる休息時間の調節
5. 挙上スピードによるセット数の自動調節(総レップ数法)
6. 2ポイント法による個人別の負荷-速度プロフィールの作成と活用·
7. VBTにおけるフィードバックの実際·
8. VBTのピリオダイゼーション·
9. 非アスリートのためのVBT
10. VBT採用上の留意点·
第6章-VBTデバイスの 特徴と選択
1. VBTデバイスで使用されているテクノロジー·
2. 各種VBTデバイスの特徴
Column 本書で用いる統計と研究法に関する用語の解説
第7章-VBTの未来
1. リモート指導と完全ペーパーレス化
2. コーチの手元まで来たバイオメカニクス
3. SNSによる新たなコミュニティー
4. AIの活用
5. VBTが可能にする新たな研究スタイル