Yo-Yo Intermittent Recovery Test(ヨーヨー間欠性回復力テスト)
2020/07/20
Yo-Yo 間欠性回復力テスト ( Intermittent Recovery Test )
Yo-Yo 間欠性回復力テストは激しい運動後の回復力を評価します。それぞれの運動の間(5-15 秒)に10 秒間の休息があります。テストは2-15 分程度続きます。Yo-Yo 間欠性回復力テストは、サッカー、バトミントン、バスケットボールなどのような短い休息を挟んで激しい運動をする能力が求められるスポーツに特に適しています。これらのスポーツでは頻繁にスプリントや短い休息を挟んで激しい運動をします。そのために選手は激しい運動後にすばやく回復する能力が求められます。
測定方法
距離:20m往復
休息時間:10秒
反復回数:合計2回ゴールに間に合わなくなるまで
使用するもの:メジャー、マーカー、音源スピーカー
測定準備:2 つのマーカーを20m 離し、3 つ目のマーカーは5m 後ろにスタートマーカーよりも少し横にずらします(図を参照)。何人か同時にテストを行う場合は2mの間隔を取ってお互いのコースが平行になるようにします。すべての選手に1つのコースがあるようにします。
測定手順:選手は最初のシグナルで20m走り出します。次のシグナルで20m先のマーカーに着くように走るスピードを調節します(※注)。20m のところでターンをして、次のシグナルまでに最初のマーカーに戻ります。スタートラインに戻ってから選手は5m 先のコーンまでジョギングで移動し、ジョギングでスタートラインまで戻ります。選手はここで次のシグナルを待ちます。ジョギングの時間は10 秒間です。(※注:折り返し点に早く到達した選手は、このシグナルを止まって待つ必要はありません。また、遅れた選手にもペナルティはありません。)測定は選手が2 回スピードについていけなくなるまで続きます。1 回目にスタートラインに戻れなかった時に警告が与えられ、次に戻れなかった時に測定が終了します。最初はレベル1のテストから始めることを推薦します。選手がレベル15以上走ることができた時は、次回からレベル2 のテストで測定を行います。
Level 1のテストは10km/h (2×20mを14.5秒で走る)で始まり、Level 2は13km/h (2×20mを11 秒で走る)で始まります。シグナルとシグナルの間の時間が短くなることでインターバルのスピードが増加していきます。CD で現在のスピードが伝えられます。テストの過程と結果は記録用紙(P22-23)に記入します。2×20mを走り終わった後、テスト用紙に印をつけます(例P21)。テスト用紙は合計の距離の算出にも使うことができます。
テスト結果:選手にとってのテストの目的は与えられた時間制限の中でいかに多く2×20mを走ることができるかどうかです。選手が走るのをやめた時、最後の2×20mを含めたスピードと距離が記録として残されます。
テスト結果記入例
例:選手はレベル15:2で警告を受け、15:4で終了したことになります。結果は15:4で合計の距離は920mになります。得られた結果を元にテスト結果の用紙(P24)に記録することができます。同時に気象条件、グランド状態などを記録します。(以下記入例)
下の表は野外でレベル2のテストを行ったエリートランナーとエリートサッカー選手の平均値と範囲です。
エリートランナー
平均:22:4(1240m)
範囲:21:5-23.3(960-1520m)
エリートサッカー選手
平均:21:6(1000m)
範囲:20.4:22.6(600-1320m )
( )内の数字は走った合計距離を表しています。
YoYotest を実施できる機器はこちら
MookyBeeper
http://sandcplanning.com/solution/category/detail/?cd=33
YoYotestの結果用紙はこちら