ラグビー選手における競技レベル別の身体特性および最大筋力とパワーの特定

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ラグビー選手における競技レベル別の身体特性および最大筋力とパワーの特定

2019/11/06

スポーツ科学をラグビー現場に

「競技レベル別に見たラグビーで必要とされる身体的特徴と筋力・パワー」

 

南アフリカの3度目の優勝で11月2日に幕を閉じたラグビーワールドカップ。日本チームの初のベスト8進出もあって日本中の多くの人がラグビーに魅せられ大きな盛上りをみせました。コンタクトスポーツの代表格とも言えるラグビーの試合結果に大きく影響する激しいタックルや素早いスプリント能力。これらのパフォーマンスが不足していれば相手に倒され前に進めず、爆発的な加速力がなければ相手選手につかまってしまいます。繰り返し一歩でも大きく前進し、相手選手の前進を食い止めるには、最大筋力やパワーを高めることが不可欠です。

今回は、こうしたラグビー選手にとってどのような身体的特徴や筋力やパワーが必要とされるかを、4つの競技レベル別に(P:プロフェッショナル、SP:セミプロフェッショナル、A:アカデミー、H:高校生)分析したニュージーランドの研究結果を紹介します。

 

やはり体重増加は必須条件

身体特性は以下のとおりで、レベルが上がるにつれて身長よりも体重の差が大きくなることが見て取れ、身長にほとんど差がなくても競技レベルには体重が大きく関係していることが明白です。

  年齢(歳) 身長 (㎝) 体重 (kg) トレーニング歴(年)
P:プロフェッショナル(n=43) 24.4±2.7 184.7±6.2 103.4±11.2 5.6±2.3
SP:セミプロフェッショナル(n=19)     20.9±2.9 187.2±7.6 100.7±11.5 2.9±1.9
A:アカデミー(n=32) 19.6±1.8 186.9±6.5 95.6±11 1.5±1.1
H:高校生(n=19) 16.6±0.8 180.9±8.4 86.5±13.7 0.7±0.5

 

推定1RMはレベルが高いほど大きいがプロとセミプロではその差はわずか

ベンチプレス及びボックススクワットを1~4レップできる重量で1RMを測定し、それに満たない場合は推定式を使用し推定1RMを算出しています。ベンチプレス及びボックスクワットの1RMでは、競技レベルが高いほど重い負荷を挙上できる傾向がありますが、その差は徐々に小さくなり、セミプロとプロではほとんどのその差が見られなくなります。

 

 

競技レベルの差はパワーの違い

では、パワーはどうだったかというと、GymAwareを用いて測定されたベンチスロー(推定1RMの50~60%負荷)とジャンプスクワット(推定1RMの55~60%負荷)

のピークパワーは競技レベルが高くなればなるほど明らかに大きな値が示されました。

 

 


 

この結果から、ラグビー競技においてより高いレベルでプレーするためは、推定1RMから推測される大きな筋力発揮と爆発的なパワー発揮が必要とされることがわかります。 特に、競技レベルが低く、トレーニング経験が浅いうちは、推定1RMで推測される最大筋力とパワーの向上の両面に焦点を当ててトレーニングを行うべきです。しかし、さらに高い競技レベルを目指すためには、推定1RMよりもパワーの向上を目的としたトレーニングに焦点を当てるべきだと言えます。それにより、推定1RMよりもパワーとの相関が高いとされるスプリントやカット、タックルなどの競技パフォーマンスの向上につながる可能性があるからです。

競技レベルを高めるためにはそれぞれの競技レベルにあったトレーニング目標と計画を立て、その目標に向かってトレーニング計画通りにパフォーマンスが向上しているのか把握する必要があるのです。

出典(Argus, CK, Gill, ND, and Keogh, JWL. Characterization of the differences in strength and power between different levels of competition in rugby union athletes. J Strength Cond Res 26(10): 2698–2704, 2012)

今回使用された機器はこちら

GymAware

http://sandcplanning.com/solution/category/detail/?cd=1

 

 

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