コンタクトスポーツにおいて、コンタクト時の「勢い」を決めるスプリントモメンタム(Sprint Momentum)とは?

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コンタクトスポーツにおいて、コンタクト時の「勢い」を決めるスプリントモメンタム(Sprint Momentum)とは?

2021/01/06

齋藤 朋弥・長谷川 裕

 
 多くのフィールドスポーツではジャンプやスプリント、方向転換など特徴的な動作が多く行われます。
 そのなかで、フルコンタクトが認められているラグビーやアメリカンフットボールやラクロスでは、前進したり相手の前進を阻むために激しい身体と身体のぶつかり合いが生じます。
 また、リミテッドコンタクトスポーツとされるサッカーやバスケットボールにおいても、ボールの奪い合いにおいて瞬間的な身体のぶつかり合いが生じます
 こうした場面で攻守の選手ともに相手に対する優位性を得るために必要とされるのが、移動してきた選手が衝突する時の「勢い」を表すスプリントモメンタムです。
 
勢いが大きい選手は静止させづらい
 モメンタムというのは、力学的な運動量のことであり、運動量が大きければ大きいほど止めようとしたときに静止させづらいという特性があります。
 コンタクトを行う競技において、このスプリントモメンタムが高いことは競技を有利に運ぶための一つの要因であると言えます。
 スプリントモメンタムは、衝突する瞬間の走行速度と質量である体重から算出され、スプリントテストにおける最大走行速度と体重によってその選手の最大スプリントモメンタムを評価することができます。
 例えば、10mスプリントテストを行い、1.7秒で駆け抜けた場合、10m ÷ 1.7秒で秒速5.88mだったことがわかります。
    仮にこの選手の体重が70㎏だった場合、70㎏×5.88m/s=412(㎏・m/s)のスプリントモメンタムを有していることがわかります。
    実用的には、指導者や選手がわかりやすい秒速または時速のどちらかを使用しても構いません。
 
選手を評価し、体重と走行速度を高める計画を練る 
スプリントモメンタムを高めるためには、走行速度と体重、この2つの変数を高めていく必要があります。

 ラグビー競技においては競技レベルが高いほど、体重が重いことが報告されているため、高校や大学などのカテゴリーにおいて、体重を増加させることは必須です。

 しかし、体重だけ増加させ、走行速度を低下させてしまうと、スプリントモメンタムの向上に悪影響を及ぼす可能性があります。

 特に体重を増加させやすい高校レベルの選手の場合は、スプリントタイムを常に監視しなければなりません。

 適切なトレーニングプログラムを作成するための1つの要素として、定期的にスプリント計測を行い、スプリントモメンタムの向上を目指してください。

 
 実際の試合でのスプリントモメンタムの特徴やカテゴリー別のスプリントモメンタム、評価の方法について、下記セミナー動画にて詳しく解説しておりますので、是非ご視聴ください。
 

齋藤朋弥
エスアンドシー株式会社 営業・企画
日本トレーニング指導者協会 JATI-ATI

スポーツパフォーマンス分析スペシャリスト

龍谷大学スキー部トレーニングコーチ

 

長谷川裕
龍谷大学スポーツサイエンスコース教授
スポーツパフォーマンス分析協会会長
日本トレーニング指導者協会名誉会長
エスアンドシー株式会社代表

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