505テスト測定方法
2020/12/14
505テストとは?505テストは減速能力と切り返し能力を評価するためのテストです。通常の方向転換とは異なり、高い速度を伴う方向転換となります。高い減速能力が必要なテストです。トレーニング現場では止まれない選手も多いと意見をいただくことがあります。下記を参照いただき、選手を評価し課題を明確ににしてください。
測定方法
測定距離:図参照
休息時間:適度に
反復回数:2~3本ずつ
使用するもの:メジャー、マーカー、タイム計測デバイス
測定準備:図を参照し、各地点にマーカーをセット後、スタートライン上にタイム計測デバイスを設置します。できる限り、平らで滑らない場所で行ってください。
測定手順:スタートラインに構え、任意のタイミングでスタートします。全力で疾走し、スタートから15m地点の折り返しラインで切り返します。そこから5m走りぬけます。切り返しラインまではぎりぎりまで全力で疾走し、できる限り短い時間で減速し方向転換を行うように心がけます。
結果
10m区間のタイム、5m区間のタイム、切り返し後5m区間のタイム、合計タイム、10m+5m区間のタイムを比較する
このテストは10mの加速区間を全力で走らなければ、合計タイムは増加します。減速が苦手で、切り返し前の5m区間をゆっくり減速してしまうと、さらにタイムが増加します。全ての区間において通過タイムが短い選手は高い走行速度と高い減速能力を持っていると評価できます。加速能力が低いのか、それとも減速能力がその選手にとっての課題なのか明確に評価できます。様々な競技で必要とされる減速能力を明らかにし、トレーニングを行って改善を目指してください!