VBTデバイスで最も重要な「精度」

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VBTデバイスで最も重要な「精度」

2025/09/10

VBTが広まったことによる新たな問題点・注意点

VBTデバイスで最も重要な「精度」

VBTという言葉が2011年に世に出てから、世界中の多くのトレーニング現場で「バーベル挙上速度」を計測することが一般的になりつつあります。

%RMで負荷を調整することの問題点が明らかになったこと。そしてバーベル挙上速度はその%RMの日々の変動に対応して、負荷調整の物差しとなること。さらには挙上速度の変化から疲労度や成長が手に取るようにわかることで、挙上速度はトレーニングに欠かせない変数となりました。

そのうえ、テクノロジーの進化によるセンサーの小型化と廉価化により、VBTデバイスは多くの現場に普及しました。2024年の一年間にVITRUVE製造元が発表したアプリ内で記録されたレップ数は2600万Reps、Enode製造元の発表は1206万Repsと、膨大な数に上ります。

 

さまざまな進歩を遂げるVBTデバイスは、昨今さまざまな国で開発されるようになってきており、トレーニング指導者の多くは、以前では考えられないほど安価なセンサーを手に入れることができるようになりました。

 

しかしここで新たな問題が起こり始めています。

「VBTの要である挙上速度など、得られる数値データが正確ではないセンサーも存在する」という問題です。

「表示される挙上速度が正しくない」ことは、VBTとしては致命的です。正確でない速度であれば、測らない方がまだマシとさえ言えます。

 

 

 

【挙上速度が正確でない場合に起こりうる問題】

挙上速度が正確でない場合、その数値をもとに「同じ重量で以前より速く上げられるから重量を増やそう」「速度が低下してきたからセットを中断しよう」という判断も誤ることになります。

ー本当は調子が良いのに、誤った数値をもとにトレーニング量を抑えてしまい、せっかく高強度の刺激を入れられるチャンスを逃してしまう。

ー本当は疲労で休息が必要なのに、誤った数値をもとに重量と回数を増やしてしまい、オーバートレーニングに陥ってしまう。

など、トレーニング指導者が一番避けたい状態に、意図せず選手を追いやってしまうことになります。

 

ここでもう一度VBTデバイスの役割をおさらいしましょう。

リアルタイムで得られる挙上速度のデータから、挙上負荷重量を調整し、次のレップ、次のセットを行うか判断する。

不必要な疲労を避けて効率的に筋力を向上させる。

これらは「挙上速度を正しく計測できている」という前提があって初めて成り立ちます。

【科学研究で証明された精度:信頼性・妥当性】

エスアンドシー株式会社で取り扱っているVBTデバイスは全て、精度検証の研究論文で信頼性や妥当性が証明された機器ばかりです。

だからこそ、負荷設定やコンディションチェックのミスが命取りになりかねない世界のエリートアスリートやトッププロチームで採用されているのです。

ここで言う研究論文とは、製造元自社調べではなく、大学や研究機関などが学会誌や研究誌に投稿し第三者の査読を経て掲載されたものです。

 

オーストラリア:GymAwareRSはVBTデバイス開発の際に、「いかにGymAwareと近い値が出るか」という物差し側として用いられるほど高精度です。同社が開発したレーザーセンサーFLEXも、3軸モーションキャプチャを使用した文献で高い信頼性が証明されています。

Criterion Validity, and Interunit and Between-Day Reliability of the FLEX for Measuring Barbell Velocity During Commonly Used Resistance Training Exercises. Weakleyら 2020

 

スペイン VITRUVEは比較的安価なリニアエンコーダーにも関わらず、その精度の高さは高額な機器とも引けをとりません。

The Validity and Reliability of Commercially Available Resistance Training Monitoring Devices: A Systematic Review.  Weakleyら2021

 

ドイツの小型加速度センサーEnodeも、動作分析のカメラセンサーViconやフォースプレートとの比較研究で非常に高い信頼性・妥当性を示し、バーベル速度計測とジャンプ計測に問題なく活用することができます。最新の研究では

Reliability and Sensitivity of Enode/Vmaxpro Sensor for Muscle Power Assessment. Markovicら2024

Validity of the Enode Sensor and My Jump 3 App for Assessing Countermovement Jump Performance. Puljicら2024

 

アイルランド製:マルチ計測デバイスOUTPUTもフォースプレートと比較した信頼性・妥当性の研究が発表されています。

Reliability, Usefulness, and Validity of Field-Based Vertical Jump Measuring Devices. Thomas M.ら 2023

 

上記の各機器関連文献はほんの一部です。

※特に加速度センサーは、得られた加速度データをアルゴリズムに沿って処理して挙上速度などを算出する場合がほとんどです。「精度の高いセンサー + 正しい使い方」で初めて正しい速度データを得ることができます。操作ガイドやマニュアルをよく読んで正しい方法でご使用ください。

精度が低いセンサーもしくは加速度の処理アルゴリズムがずさんな場合、正しい値はほぼ得られません。

もし、あなたが安価なVBTデバイスの購入を検討されている場合、販売元に必ず機器の精度情報をお尋ねすることを推奨致します。

 

弊社では初めてウエイトトレーニングでVBTを導入されるという方には精度とアプリ操作の簡便性などの理由からVITRUVEをオススメすることが多いです。

※自体重ジャンプ計測もお考えの方にはEnodeを推奨するケースもございます。

チームでの導入の場合など、決められた予算内で機器を探すこともあると思います。

しかしそんな時には、予算内だからという理由で安易にデバイスを選ばず、最低限 測定精度が保証されたデバイスの中から、「必要な機能が付いていたり、チームの使用シーンに適しているから選ぶ」ということを忘れないで下さい。

価格が安いものには、それなりの理由があります。使用している部品はもちろん、品質管理、研究開発、クライアントからのフィードバックに基づくアップデート、アフターサービス等々。

高校の部活動だから、ジュニア選手だから、トップアスリートが使うような品質は必要ない、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、VBTデバイスの「精度」に関しては、それを使う上では競技レベルに関係なく必須条件です。精度の低い機器、正しい数値が計れないデバイスは価格が安くても使用するメリットはありません。

 

特に加速度計デバイスはEnodeやOUTPUTのように研究論文で信頼性・妥当性が証明されているもの以外に、精度が保証されていないものが少なくありません。第三者機関による信頼性・妥当性の研究の他に確認すべき点は、デバイスの直線的な動き以外の回転や空間の位置を正確に捉えるために、「加速度計以外にジャイロスコープや地磁気計も内蔵されているか?」「データサンプリング周波数は何Hzか?」などが挙げられます。

 

逆に世界のトップ選手でも、信頼性が担保されているからこそ、VBTデバイスの中では比較的安価な部類に入るVITRUVEやEnodeを活用しているのです。

選手に本当に必要なのは正確な負荷コントロールです。

繰り返しになりますが、適当に出る正しくもない数値はトレーニング効果にマイナスとなります。

 

デバイス選びに迷われた場合は、ぜひエスアンドシー株式会社へお問い合わせください。

あなたの指導シーンに合ったデバイスをご提案させていただきます。

 

※VBTを導入される前にはぜひ下記の「フリーVBTガイドブック」を取得しご一読ください。

 

VBT導入にオススメのケーブル式VBTデバイス:VITRUVE

アプリの日本語対応や、操作マニュアルの作成も行っております。

日本語動画ガイド、ZOOMでの操作説明など導入後のサポートも万全です。

 

 

小型加速度計センサー Enode

世界中で日本語のみ操作マニュアル(弊社作成)があります。

2024年にはアプリの日本化が完了し、より多くのトレーニング指導者の方にご使用頂きやすい環境を整備しております。

動画の操作ガイドやZOOMでの操作説明、国内のユーザーによる情報共有ミーティングなども行っております。

 

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